能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。1日でも早く平穏な生活に戻られますよう祈念いたします。

【石川県金沢市】2025年6月7日(土) イヌワシお絵かきプロギング

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悠然と空を舞う、日本最大の猛禽類イヌワシ。その勇壮な姿は、私たち石川県の自然を象徴する県鳥です。しかし今、森林破壊などにより、イヌワシは絶滅の危機に瀕しています。

イヌワシが生息するためには、獲物が豊富な開けた場所、安全な巣作りのための岩場、そして自由自在に滑空できる上昇気流が不可欠です。石川県では、白山山域が彼らの貴重な生息地となっています。

このかけがえのない森の王者を守ることは、SDGsの15番目の目標「陸の豊かさも守ろう」に深く結びついています。なぜなら、イヌワシが生きる豊かな自然環境は、私たち人間にとってもかけがえのない宝物だからです。

海ごみゼロウィーク強化期間

2025年5月30日から6月8日は「海ごみゼロウィーク」。環境省と日本財団が連携し、海洋ごみ問題の啓発とごみ流出防止を目指す全国一斉清掃キャンペーンです。海岸や街中で清掃活動を行い、青いアイテムを身につけて参加を呼びかけます。

2025年5月30日(金) ~2025年6月8日(日)

SDGsとゴミ拾い

持続可能な開発目標(SDGs)とは、すべての人々にとってよりよい、より持続可能な未来を築くための青写真です。貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバルな諸課題の解決を目指します。SDGsとゴミ拾いは深く関連しています。

ゴミ拾いは、特に以下のSDGsの目標達成に貢献する身近な活動です。

住み続けられるまちづくりを

ゴミ拾いは街の美化につながり、安全で快適な生活環境を守ります。

ポイ捨てされたゴミは景観を損ねるだけでなく、衛生状態の悪化や犯罪の誘発にもつながる可能性があります。

つくる責任 つかう責任

ゴミを拾い、分別・リサイクルすることで、資源の有効活用を促進し、無駄な消費を減らすことにつながります。

また、ゴミのポイ捨てをなくすことは、「つかう責任」を果たす上で重要です。

海の豊かさを守ろう

海の豊かさは、食料や生態系、観光など多くの恵みの源です。しかし、乱獲や汚染、温暖化で危機に瀕しています。

持続可能な漁業やごみ削減、温暖化対策で海を守ることは、私たちの未来を守ること。一人ひとりの行動が大切です。

陸の豊かさも守ろう

SDGs15番目の目標は、山林の生態系を維持し、多様な生物が生きられる環境を持続していくこと。

絶滅の危機に瀕している生物をしっかり守っていく活動が求められています。

陸から海へのごみの旅

海に流れ込むゴミの多くは陸から発生したものです。山に不法投棄されたごみは、最初は目立たないかもしれません。しかし、雨が降ると、ごみは雨水とともに地表を流れ、小さな沢や川へと運ばれます。川の流れに乗ったごみは、徐々に合流を繰り返し、より大きな河川へと流れ込みます。そして最終的に、河口から海へと流れ出すのです。

山や街、川岸のゴミ拾いは、海洋ごみの削減に直接的に貢献し、海の生態系を守ることにつながります。2025年の海ごみゼロウィークも、この目標達成に向けた取り組みの一環です。

卯辰山や浅野川界隈でゴミを拾いながら、イヌワシが生きる自然の風景や、未来のきれいな海への願いをアートにして描いてみませんか?ちょっとユニークなSDGsイベント「お絵かきプロギング」で持続可能な未来への一歩を踏み出していきましょう。

目次

イベント詳細

開催日2025年6月7日(土)
集合場所8:00 卯辰山公園運動場
〒920-0833  石川県金沢市東御影町512
行程8:00 卯辰山公園運動場
8:15 プロギングスタート
11:30 ゴール・返信アート
距離距離:7㎞
獲得標高:100m
参加費無料
使用アプリルートヒストリー(事前にインストールをお願いします)
申し込みモシコム
持ちものごみ袋、軍手、ビブスは主催者で用意します。その他、必要なものがあれば参加者でご準備お願いします。
※ごみの回収は自治体に回収していただく予定です。
主催一般社団法人海ごみゼロ大作戦 in 石川
ほくりくGPSアート部
協力加ト山部
後援一般社団法人プロギングジャパン(予定)
一般社団法人日本GPSアート協会

申し込みはこちら

・走行、歩行に関しては、各種法令を遵守し、ご自身と周囲の安全を確保したうえで行ってください。横に広がらないように注意しましょう。
・各々が十分な体調管理をしたうえで、必要に応じて水分や塩分摂取をしながら無理なく行ってください。体調に少しでも異変を感じた際は直ちに中断してください。
・イベント保険に加入しておりますが、くれぐれも事故・ケガのないようお気をつけください。
・参加料は不要ですが、エイドや水分補給用の小銭、万が一のバス代など各自でご用意お願いします。
・荒天、災害などにより中止の場合があります。※前日までに連絡します。
・イベント終了後、アンケートにご協力の程、お願いします。

コースの見どころ

集合場所(卯辰山公園運動場)

卯辰山相撲場

1915年(大正4年)から続く黒鷲旗争奪・高等学校金沢大会が開催されている卯辰山相撲場。毎年、北信越の高校を中心に全国から70数チームが選抜され、 熱戦が繰り広げられています。

会場もまるで高校野球のごとく、応援団・チアリーダーやブラスバンドによって華やかな応援で盛り上がっています。
地元石川県からは相撲部がない学校も参加し、相撲経験が少ないであろう柔道部や野球部・ラグビー部などの選手が頑張っている姿も魅力的。優勝校には「黒鷲旗」が授与されます。この優勝旗黒鷲は石川県の県鳥イヌワシにちなんでいるそうですよ。

高等学校相撲金沢大会 黒鷲旗

浅野川河川敷

水除地蔵尊

大正5年7月の豪雨により、浅野川が氾濫し数百m先の川のほとりからお地蔵さんが流れてきたところを救い上げ、この場所にお堂を建てて祀ったそうです。

大正13年8月にふたたび大雨に見舞われ、橋が流され町が川のようになったそうです。ようやく落ち着いた時にはお地蔵さんだけがどっしりと立っていたとか。

町の人々は大変驚き、水除地蔵尊とよばれるようになったそうです。

豊かな森大きな保水力を持っています。
大量の植物と深い土壌を形成して、雨の水を遮断し、地下浸透させて、保水します。

近年、線状降水帯による局所的な集中豪雨で大規模災害が相次いでいます。
森を守ることで我々の身を守ることができるのです。

何事も自分事としてとらえることが重要ですね!

花菖蒲園

金沢市街を一望できる卯辰山公園内にある花菖蒲園は、約100種20万株の花菖蒲が咲き誇る名所です。「段々畑の花菖蒲」「せせらぎと花菖蒲」「池と花菖蒲」の3つのテーマに分かれ、それぞれ異なる風情を楽しめます。

6月中旬、ちょうど花菖蒲が見頃な時期かと思います。

日暮ヶ丘(安政の泣き一揆)

浅野川の天神橋から、帰厚坂、花菖蒲園、そして千杵坂へと長い坂を上った先にある日暮ヶ丘。


ここ日暮ヶ丘は、幕末の1858年(安政5年)7月11日の晩、約2,000人の群衆が卯辰山に登り、一声に「ひもじいわいやぁ~ 米くれまいやぁ~」と金沢城に向かって叫びました。

これこそ、「安政の泣き一揆
地震や長雨などで凶作となり米の値段が急騰し、生活に貧した庶民の平和的?一揆です。
首謀者は風向きなどを緻密に計算し、見事前田の殿様に直接声が届いたのです。

翌々日には藩のお蔵米を米商人に放出し、米価軽減のお触れも出て、米の値段が一気に下がったそうです。

ただ悲しいかな、首謀者7人は見せしめとして処刑さらし首となったそうです。今も七稲地藏が卯辰山の麓に七稲地藏が祀られています。

当時は全国各地で焼き打ち、略奪、乱闘などの米騒動が起こっていましたが、金沢の米騒動はなんと平和的なんでしょう。

3食を満足に食べられている今の生活、改めて先人たちに感謝したいですね。

卯辰山三社

泣き一揆のあった日暮ヶ丘をもう少し登ると卯辰山三社に到着、左から愛宕神社、卯辰神社、豊国神社と並んでいます。

豊国神社は、前田利家の遺言により徳川幕府に隠れて山王社と称して創建された豊臣秀吉を祀る神社です。
江戸時代に秀吉を祀ることは反逆罪!
御家取り潰しになるので、当時民衆が入山を禁止された卯辰山に作ったのも納得ですね。

社殿の奥には豊臣家の「五七桐」の紋を見ることができるんですよ〜

ちなみにイヌワシもとても警戒心が強く、人里離れた高山の近寄りがたい断崖絶壁を構えるとのことです。

奥社には五七桐の紋

金沢ヘルスセンター

卯辰山山頂

卯辰山の山頂に到着。

金沢の町が一望できます。
まさに金沢市民の憩いの山。

ここにはかって金沢ヘルスセンターがありました。動物園や水族館がこの場所にあったのです。

1958年 金沢ヘルスセンター・金沢動物園 開園
1963年 水族館開館 
1982年 金沢サニーランドへ改称
1993年 金沢動物園・金沢水族館閉鎖

当時の金沢ヘルスセンターの上空写真を見てみると…

金沢ヘルスセンター空撮写真

そう、イヌワシの顔を構成する道は、なんとヘルスセンターの遺構だったのです。

現在(ヘルスセンター跡地)

左下:動物園、中央:宿泊施設(見晴らし台)、右上:水族館(ふれあい広場)

見晴らし台

かってヘルスセンターがあったところは今は見晴らし台に。

金沢動物園跡

公園として整備されていますが立地上、ここに足を延ばす人は少ないのでは…。

動物園の名残を見つけましょう。

本イベントはI-O DATA財団 第7回スポーツ文化助成を受けて活動しています。

本イベントは公益財団法人 小笠原敏晶記念財団 文化芸術助成を受けて活動しています。

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