輪島漆芸美術館のゆるキャラ、わんじま。
「わじま」の「おわん」でわんじまと命名されたようです。
そこで輪島漆芸美術館発着で輪島塗スポットをGPSアートで巡るコースを考えました。
完成デザインはわんじまが輪島塗のお箸を持っている姿をモチーフにしています。
輪島の伝統工芸と観光、美味しいグルメをつなぐお絵かきラン。
ゴールでは輪島漆芸美術館で輪島塗の美術鑑賞と沈金箸の色付け体験。
地元輪島の伝統芸能を学びます。
実績報告
令和5年4月30日(日) 9:00~14:00
集合場所 石川県輪島漆芸美術館
参加人数:12名
協賛 株式会社柚餅子総本家中浦屋
後援 輪島市教育委員会
申し込み モシコム
スタート
スタートは石川県輪島漆芸美術館。
今回は、地元輪島市や能登町、そして遠く富山市からのご参加もありました。
はじめましてということで、皆さんからご挨拶。
輪島ご当地マンホール
輪島には3種類のご当地マンホールがありました。
御陣乗太鼓のカラーマンホールを見つけられなかったので、また次回チャレンジです。
輪島キリコ会館にいけばマンホールカードがもらえるそうですよ。
NHK連続テレビ小説まれ
NHK連続テレビ小説「まれ」の舞台となった輪島市。
ドラマロケ地となった「いろは橋」
話の長さが48間あるということで、いろはうた(字数が48)になぞらえていろは橋と名付けられたとか。
この赤い橋は輪島塗をモチーフにしているそうです。
朝市
朝市に到着。
千葉の勝浦朝市、岐阜県の宮川朝市と並ぶ、日本三大朝市に数えられています。
とってもにぎやかで素敵なスポットがいっぱい。
輪島には朝市・夕市・お斎市の三つがあり、これを総称して輪島の市と云う。大和時代越の国に鳳至比古神社があってこの大斎市で神社の祭日ごとに物と物とを交換する市がたった。これが輪島の市のおこりであるばかりではなく我が国の市の起源であると歴史学者は考証している。
市姫神は、宗像三神のなかの市杵島姫命という説があり、古代から市の発生とともに、息災、商人関連の神としてその中心地に祀られ人々に崇められて来た。足利時代より白髪素麺の大産地として輪島が発達したのも、市姫信仰御加護のお陰と、人々は喜び感謝の意を現すために、小麦の挽臼を祠代りにお供えし、爾来祠の無い儘現今に伝承されているのは他に類例のない当市姫社の特徴であり、如何に古い姿であるかを物語るものである。
市姫社 縁起
輪島朝市の起こりとも言うべきスポットを発見。
我が国の市の起源という説もあるとか。知らなかったです。
日本一のふぐ
朝市でふぐの握り、能登丼にもなっている「ふぐ丼」を食しました。
輪島市は、天然フグ漁獲量で毎年全国で1,2を争う一大産地なのです。美味しかった~
重蔵神社
参道が朝市の露店が並ぶ道につながっている重蔵神社。
創建はなんと崇神天皇の時代であると伝えられているとか。輪島の守り神として崇められています。
花手水に猫、鬼瓦に鬼、お稲荷さんの横にたぬき天神など、おもしろいものがいっぱいありました。
輪島工房長屋
輪島塗の職人長屋です。
工房の見学や輪島塗の体験ができる施設です。
今度、ゆっくり来たときにまた体験したいです。
柚餅子総本家中浦屋
今回、特別協賛いただいた中浦屋さんで、世界一高価なお菓子としてギネスブックに載ったと噂?の柚餅子をごちそうになりました。
柚子のなかをくり抜いて餅種を詰め半年間寝かせて完成する、手間暇がものすごくかかるお菓子。
食べてみるとほんと柚とお餅が融合し、モチモチした新しい果物のようなお餅のような新食感。
お茶菓子としてはもちろん、酒の肴としてワインやウイスキー、チーズとの相性が抜群というのも頷けます。
漆器と深いつながりがあり、漆器の行商人が製法を持ち帰り全国に行商土産として広がっていったとか。
輪島の伝統工芸と輪島の伝統菓子がコラボレートしていたわけですね。
素晴らしいエイドありがとうございました!
柚餅子の作り方は下記の動画をご覧ください。
丸柚餅子PV2022 from NAKAURAYA on Vimeo.
輪島の町並み
輪島の町中はきれいに整備されて、古き良きとっても趣のある街並みでした。
走っていてとっても楽しかったです。
道の駅輪島(ふらっと訪夢)
1935年~2001年まで、穴水駅ー輪島駅が結ばれておりました。
駅名標の次駅のところに「シベリア」といたずら書きがされたものが、そのまま駅の名物となり、今もモニュメントとして残っているとか。
輪島の駅道標と言えば、なんと言っても高州園のCMですね。
当時から強烈なインパクトでした。
巨大輪島塗パネル
輪島市文化会館には輪島市の漆芸作家63名の手で11ヶ月をかけて作られた大きさ日本一、巨大な輪島塗漆芸パネルがありました。
ナニコレ珍百景
テレビ朝日「ナニコレ珍百景」でも取り上げられた『新幹線の家』
敷地内にたくさんのおもしろオブジェが作られています。
たまたま居合わせたご主人にいろいろご案内していただきました。
からくり水車などもあり、とっても面白かったです。
ゴール
ゴルゴルゴール。
わんじまが輪島塗のお箸を持っている姿、描き切りました。
皆さんもうまく描けたようです。
とっても楽しんでいただけました。
コースの詳細は下記のとおりです。
沈金 箸色付け体験
走り終わったあとは、今日描いたわんじまが持っていた輪島塗のお箸の沈金色付け体験です。
輪島塗は全部で124工程あると言われ、各工程をその筋の職人よって分業され、ものすごく手間暇かかるもの。
沈金とは漆器の表面にノミで絵柄を彫りこみ、溝の部分に漆を接着剤として色の粉を沈めて模様を描きだす最終工程。
単純な作業に見えて、出来上がりは各人の個性がでていました。
とっても楽しかったし、輪島塗にとっても愛着がわきました。
石川県輪島漆芸美術館
美術館には巨大な輪島塗の地球儀と地図がありました。
輪島塗パネルに道路が黄金に色付けされて、見事なものでした。
さらにGPSアートを浮かびあがらせたい欲望にかられたのはここだけの話。
輪島では他にもいくつかコースを用意しており、また走りにきたいと思います。